社会福祉法人明和園様 特別養護老人ホームこぶしの丘

社会福祉法人明和園様 特別養護老人ホームこぶしの丘文化・医療福祉施設

完成までの流れ(施工ブログより)

老人ホーム新築工事が始まりました。2014.7.30

いよいよ工事開始です。

建物概要
敷地面積 : 4,423.03㎡
建築面積 : 1,602.19㎡
延べ床面積: 2,695.12㎡
構  造 : 鉄骨造2階建て
用  途 : 児童福祉施設等「特別養護老人ホーム」(60床)

HP用立面図2

 

7月は、仮設工事(工事用敷地周囲の仮囲い、工事用大型車両の進入路整備)
を行い、8月から本格的工事がスタートします。
関係者並びに近隣住民皆様のご理解ご協力をいただき、工事完成をめざして
おります。

 

起工式の様子

HP用写真1
起工式・地鎮祭等は神式が多いのですが、今回は仏式です。

 

仮設工事

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写真奥が今回の建設場所になりますので、大型車両の通り道(工事用借地)
に 鉄板を敷きました。

特別養護老人ホーム新築工事 (平板載荷試験)2014.8.22

残暑お見舞い申し上げます。

特に、屋外での作業は熱中症に注意しながら作業を進めております。

皆様におかれましても、屋外のみならず屋内でもご注意ください。

 

さて、作業所では先日「平板載荷試験」を行いました。

建物基礎が載る地盤を調査して、荷重を受ける耐力の合否判定をします

試験方法は、設計荷重の 3 倍を段階式に載荷して試験します。

 

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計測中

 

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計測機器

試験結果はOK、合格でした。

現在は掘削工事施工中です。

基礎工事 Part12014.9.8

基礎は、建物の重さや、地震・台風等の外力を支持地盤に伝え、建物を支える重要な部分です。構造計算に基づいて建物毎に設計され、支持地盤はボーリング調査等の結果を考慮して設計に反映されます。   今回は、基礎を支える当作業所の地盤について説明いたします。 写真の掘削断面では、上部約1mがローム層(赤褐色の粘土質)、下部玉石混じりの砂れき層になり、この部分を約20~30cm掘り下げて支持層としました。

IMG_0346 写真A   IMG_0347

砂れき層を支持地盤とする建物は多く、この層は前回掲載の平板載荷試験により地耐力の確認してあります。 また、地面からの深さは様々で、基礎を深さを一定にするためにコンクリートを打設して高さ調整をします。   PS:当作業所にはこんな地層もありました、 綺麗に三色に分かれていますね(最上部は表層に敷いた山砂です) 自然て、不思議です。

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写真Aから約30m離れた場所

基礎工事 Part22014.9.24

基礎と建物鉄骨を繋ぐアンカーボルト・鉄筋

 

当作業所のアンカーボルトは、ベースパック柱脚工法を採用しています

http://www.b-pack.net/index.html

材質の異なる基礎(鉄筋コンクリート)と建物本体(鉄骨造)を接合させるもので、建築構造上重要な部分の一つです。

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ボルト M36(mm) 8本 長さ815mm「日本建築センターによる一般評定」を受けたものです。

 

この太いアンカーボルトの廻りには、写真のように鉄筋を組立てコンクリートを打設して基礎を完成させます。

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アンカーの廻り(ポストと呼ぶ)には、柱筋(立方向) D22 12本、帯筋(水平□型)D13 10cm間隔 の鉄筋を組み立ててあります。このポストは、大梁で繋がっており、大梁の間には小梁が設けてあり、ポストの下には基礎ベースがあって、これらが一体となって建物の基礎になります。

 

*** 鉄筋見方について ***

鉄筋にはロールマークという刻印があり、メーカー毎に決まった印です。

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写真用にマークを着色してありますが、この写真で 伊藤製鐵所石巻工場製、D22(太さ)、SD-345(強度規格)と解ります。

このロールマークでは製造年月日までは解りませんので、材料規格判定基準の目安になります。

 

 

 

さて、この工事でどのような建物が出来るか?

 

 

 

 

 

外観透視図 20140924

外観パース

 

来春の完成を目指しております。

基礎工事 Part32014.10.6

基礎と基礎を繋ぐ地中梁

地中梁は、柱を支える基礎の回転(ねじれ)を防止すると同時に、地震や風(台風竜巻などの強風時は大きな力が掛る)の力、建物の壁や床などの重さ、それに対抗した地盤が支える力(反力)やその他の力、に抵抗する役目をもち、重要な基礎を構成する一部となります。

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地中梁の配筋状況一例

地中梁の仕様は構造計算により決定し、位置によって大きく変わります。ここの現場では25種類の梁がありました。

梁の長さが長い時には、工事を進めてる上で主筋を途中で繋がなければなりません。その接続方法は、この規模の建物ですと圧接工法(鉄筋を加熱し、圧力を掛けて接合)が一般的です。

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写真は、ガスバーナーで加熱中です。この圧接作業には資格が必要で、又完了後には検査を行います。

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左 外観検査 中・右 超音波探傷試験

 

当作業所では、基礎鉄筋・型枠の組立が完了し9月末に基礎コンクリート打設が完了しています。

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打設する生コンクリートの試験

コンクリート試験

流し込むコンクリートにおいても、スランプ、フロ-試験(流動性)・空気量試験(生コン内の空気量)・塩化物イオン濃度試験(塩分量測定)・コンクリート温度等の各種試験測定と、硬化後の強度試験用サンプル採取を行っております。

採取したサンプルは打設後7日で圧縮強度試験を行い、その結果から設計強度(28日での強度)が満たされるか検討します。もちろん、当作業所の試験結果は合格でした。

鉄骨工事 Part12014.10.22

鉄骨建て方開始

基礎コンクリート打設・型枠の取り外し・基礎周囲を埋め戻しが完了して、いよいよ鉄骨建て方の開始です。

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50t・35tクレーン

建物が大きいため、クレーンを2台使用して写真奥側から手前方向に進めていきます。

建て方の順番は、柱・大梁・小梁・デッキプレート(床材)の順で組み立て、その工程の中で、安全対策の諸設備も同時に取付ていきます。また、部材を吊る為に使う吊りピース・昇降時のタラップ取付金物・安全ネット用フック他の金物は、鉄骨製作の過程で取付けておきます。

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工場にて取付られた金物 :左から、吊りピース、タラップ受け金物(タラップは別)、安全ネット用フック

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柱頭頂部に付けた、スタンションとセーフティーブロック

スタンションは、親綱を張ったり、セーフティーブロックを取付ける支柱の役目をしております。

セーフティーブロックは、柱部分の施工中 万一の墜落時に、落下距離を短くして墜落を阻止(車のシートベルトのように衝撃で止まる)し、また 衝撃を緩和する構造にもなっています。

人や物が落ちてしまった時の最終手段として、落下防止ネットを張って地面との衝突を防ぎます。

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落下防止ネット取付施工中

鉄骨建て方は非常に危険を伴いますので、安全作業で進めています。

鉄骨工事 Part22014.11.10

鉄骨建て方

11月7日は立冬、気温が下がり始め寒さ対策が必要となってきました。風邪など引かないよう、気を付けましょう。

さて、現在は鉄骨本体の建て方が終了して、デッキプレート(床材)や金物等を取付けております。

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建物北東側

基礎工事 Part2で取り上げたベースパック工法の最終工程について

基礎工事Part2では、コンクリート打設前の状況でしたが、基礎・鉄骨建て方が終了して基礎と一体化させます。

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柱を建てた状態、ボルト周囲と、座金には穴と内部に空間があります。

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ベースパック専用の充填用高強度モルタル

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締付完了したアンカーボルトの1ヶ所(座金の穴)から専用モルタルを充填します。

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全ての座金穴から専用モルタルが出てくれば充填完了です。

鉄骨のボルト接合について

鉄骨造のボルト接合も、重要ポイントの一つです。接合は高力ボルト(ハイテンションボルト)を用いて、決められた手順(一次締め→マーキング→二次締めの順)で締付を行います。

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二次締め中、専用機械で締付を行います。

写真では、サンプルとして未使用のボルトを置いてあります。ボルトにはナットから突き出た突起部分が有ります。実際の施工(二次締め)では、突起が機械の回転でねじ切られることによって、必要締付力が得られた事を確認しています。

鉄骨にサビが見られますが良いのでしょうか? 鉄どうしの摩擦力確保と、コンクリートとの接触面の付着力確保のため、その部分にはさび止め塗料は塗りません。問題ありません。

追記 コンクリートの強度確認

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この様な機械で、実際に打設したコンクリートから作ったテストピースを試験しています。この時は28tくらいまで力をかけています。

上棟式2014.12.8

7月から工事を行ってきましたが、無事上棟の運びとなりました。

12月5日に行いました上棟式の様子です。

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当作業所では仏式で行っております。

 

さて、工事は11月に土間・2階・屋上の床コンクリートを打設しまして、現在は、外壁のALC版の取付工事中で順に内部工事行っていきます。

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2階床コンクリート         1階土間コンクリート

 

ALC版とは

Autoclaved Light-weight Concreteの略称で、高温高圧で硬化養生をした軽量コンクリートを指します。特徴はコンクリート内に有る気泡により重量が通常のコンクリートの約1/4程度と軽く、耐火性・断熱性に優れその他色々なメリットが有り、建物の軽量化にも役立っています。

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使用ALCパネル厚さ100mm

一般部に使用する平面パネル     リブ模様のついたデザインパネル

仕上げ工事開始2015.1.6

新年あけましておめでとうございます。

昨年末の工事進行状況です。

鉄骨工事が完了して外壁工事と内部仕上げ工事施工中。

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ALC版取付               サッシ取付

 

 

 

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内部間仕切り壁 軽鉄下地・石膏ボード  梁・スラブ耐火被覆 ロックウール吹付

 

ロックウール(アスベスト含有)吹付について

古い話になりますが、以前の岩綿吹付(ロックウール)にはアスベストが含まれていました。

昭和57年に製造中止となって、それ以降の製品にはアスベストは含まれていませんのでご安心を。

但し、製造中止になってもそれまでに生産された品物の使用禁止ではないので、製造中止後1~2年間の間に

施工されたものについては、成分分析を実施したいですね。

 

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現在のロックウールにはF☆☆☆☆もついています、勿論ノンアスベストです。

仕上げ工事(1月下旬)2015.1.28

一時の暖かさを感じましたが、また寒さが一段と厳しくなる今日この頃、お風邪など召しになりませんように!!

さて、当作業所では寒さ厳しい中、職人さんが毎日一生懸命に工事を進めております。

1階状況:壁下地組、建具枠取付が完了 壁ボード施工中 外壁断熱材吹付準備完了

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2階状況:1階工事より少し進んでいまして、外壁断熱材吹付完了壁石膏ボード張り

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ALC版外壁だけでも断熱性はありますが、1ランク上の断熱性能の仕上をしております

R階、屋上では防水工事の準備が完了し、これから施工します

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コンクリートをよく乾燥させないとトラブルの原因となります

工事は順調に進んでおり、安全作業で完成向を目指しております。

がんばれ~!!2015.2.17

仕上げ工事も着々と進んでおります。

2階は居室もかたちになってきて、先が見えてきたでしょうか。

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壁の内部は発泡ウレタン吹付けてあります。

特別なスープよりあったかいんだから。

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1階は天井配管・配線・機器吊り込み工事中

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外部は外壁吹付ほぼ完了です。

中庭は足場もとれました。

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1階外壁の一部タイル貼り部分もいいかんじです。

なんか素敵やん。

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10月に出現した妖怪(*つぶやきブログご参照)の正体は・・・

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アプローチの屋根を受ける壁でした。

 

寒い中一生懸命お仕事工事すすめてくれてる職人さんありがとうございます。

 

御施主様をはじめ、設計監理者様、並びに

幾多の難関に立ち向かいつつも、さも整然と工事をすすめてる我が社の監督さん

電気・機械の監督さん、ご関係の皆様、感謝します。

喜びは苦労と同じ数量存在します。

もう少しです。がんばりましょう!!

 

 

10区22㎞地点2015.4.3

いよいよ終盤 日本橋22km地点くらいでしょうか。

読売新聞社がそろそろ見えてくる感じですね。

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↑↑↑↑足場も全部外れました。wide and lowでかっこいいです。

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↑↑↑↑避難用すべり台。横に階段もついているので

何回も滑れます。

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↑↑↑↑奥行もあります。

そーいえば私事ですが、奥の林の丘の下に学生の頃の元カノの

実家があります。

そんなこと考えながらシャッター押したらどっかのちっちゃいおじさんが

写りこんしまいました。

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↑↑↑↑1階部分はまだ職人さんで賑わっていました。

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↑↑↑↑2階はほぼ完了です。

細かい取り合いもとても綺麗に仕上がってます。

さすがは弊社建築部で10本の指に入る監督2人の采配です。

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↑↑↑↑弊社鬼監督と、とーーっても腕のいい職人さん。

普段は目を合わせればロメロスペシャルをかけあうほどの犬猿の仲ですが、完工間近の喜び目前でしばしの歓談中です。

最後の1km 肉離れなど起こさないようゴールのテープを切ってください。

GooooooooooooAL!!!!2015.5.9

特別養護老人ホーム新築工事

 

読売新聞社前テープを切りました。

全力で走り抜き、ようやくゴールイン 引渡しも完了しました。

↓↓↓↓正面より

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↓↓↓↓中庭です。

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中庭の仕上げは都合によりこれからです。

仕上後はHPでご紹介できるかどうかわかりませんが、

皆さまが入所いただく頃にはご確認いただけると思います。

 

↓↓↓↓建物奥です。

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↓↓↓↓1階内部。温かい雰囲気です。

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↓↓↓↓2階内部。

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工事に携わった皆さん、本当におつかれさまでした。

また、ご紹介した写真すべてに弊社新人さんが

見切れてしまったことを深くお詫び申し上げます。

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